鎌倉の町並み

鎌倉とレ・ザンジュ

1185年、源頼朝が鎌倉幕府を開いたことからこの地が歴史の桧舞台に登場します。鶴岡八幡宮を中心とする鎌倉は、北条家の治める時代に多くの寺社が開基し、現在の礎を築きました。東京から一時間圏内の鎌倉、北は建長寺の鎮守・半僧坊から大平山、天台山。西は鎌倉山、東は布張山から朝比奈峠と三方を山で囲まれ、南には広く相模湾を望む由比ガ浜と材木座の海岸。自然の残る古都・鎌倉は、そんな地形が似ていることからも南仏ニースと姉妹都市提携しています。お客様に「ごゆっくり寛ぎ、おいしいお茶と季節のケーキをお楽しみいただきたい」という想いから、ニースの別荘をモチーフに1982年に開店したパティスリーが「鎌倉レ・ザンジュ」です。

お客様に「ごゆっくり寛ぎ、おいしいお茶と季節のケーキをお楽しみいただきたい」という想いから、ニースの別荘をモチーフに1982年に開店したパティスリーが「鎌倉レ・ザンジュ」です。

コンセプト

緑と風の中でぜいたくなお菓子との出会い
La rencontre des gâteaux succulents
dans la verdure et le vent.

コンセプトステートメント

この鎌倉において、お菓子のある空間、お菓子を楽しむ時間をお届けしながら、鎌倉の歴史、自然、文化を多くの人にお伝えすることで、長い歴史を積み重ねる鎌倉に貢献し、一人でも多くの人に感動と喜びをお届けしたい。これが鎌倉レ・ザンジュの目指すパティスリー像です。時間とともに朽ちていくのではなく、歴史を積み重ね伝え、新しい風を取り入れて時代を切り開いていくことで、感動や喜びを感じていただけるパティスリーでいられると考えています。守るもの、時代に先んじるもの、そんなお菓子と空間を通じて鎌倉に住む人、鎌倉を訪れる人、そして遠くからでも鎌倉を想う人たちへ貢献していけたら、はじめて私たちも鎌倉の長い歴史の一部になれると信じます。

素材について

鎌倉レ・ザンジュの作るお菓子は、フランスを中心としたヨーロッパの伝統的なケーキや焼き菓子を、日本の気候や日本人の嗜好に合わせて作るオリジナルのお菓子たちです。旬のフルーツや穀物などの風味・個性は、特定の地域が持つ独特の文化、環境、さらには持続可能性と密接に関係しています。これをフランスでは「テロワール」と表現しますが、私たちはこれに日本の素材を活かしきる精神を合わせてお菓子を作ります。旬の素材が「はしり」「旬」「なごり」と移ろい、その変化を活かしお菓子つくること、そして洋酒やスパイスを使うことで異なる素材のマリアージュを引き出すこと、鎌倉レ・ザンジュのお菓子つくりは素材を活かすことが基本となります。

人に贈りたくなる事

外国からも日本のこととして注目をされる国際都市・鎌倉。住む人は鎌倉を愛し、鎌倉へいらっしゃる人たちもみんな鎌倉が好きになります。桜の鎌倉山、夏空の由比ガ浜、紅葉の源氏山、雪景色の八幡様、四季の鎌倉にはまだまだ心に残る景色があります。鎌倉の誇る歴史、自然、文化は、住む人と訪れる人の心に染みわたります。そんな心をお菓子の風味や意匠で表現して、人に贈りたくなるような深みと余韻を創造し、それが感動につながることを願います。それぞれの人たちが自慢したくなる鎌倉への想いや情景、空気感を、匠の焼き菓子や旬のケーキにして多くの人にお届けしたい、そんな願いの贈り物をご用意していつも皆様をお待ちいたしております。